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02月22日-01号

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  1. 中津市議会 2022-02-22
    02月22日-01号


    取得元: 中津市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 4年 3月定例会(第1回)令和4年2月22日 午前10時00分招集出席議員 (24名) 1番 小 住 利 子   2番 恒 賀 愼太郎   3番 中 村 詔 治   4番 荒 木 ひろ子 5番 川 内 八千代   6番 三 上 英 範   7番 松 葉 民 雄   8番 山 影 智 一 9番 本 田 哲 也  10番 相 良 卓 紀  11番 木ノ下 素 信  12番 大 内 直 樹13番 三重野 玉 江  14番 林   秀 明  15番 角   祥 臣  16番 髙 野 良 信17番 藤 野 英 司  18番 中 西 伸 之  19番 吉 村 尚 久  20番 大 塚 正 俊21番 千木良 孝 之  22番 須 賀 要 子  23番 古 江 信 一  24番 草 野 修 一欠席議員 (なし)地方自治法第121条による出席者(24名)市長        奥塚正典     副市長         前田良猛教育長       粟田英代     病院・診療所事業管理者 是永大輔参与        滝口定義     三光支所長       柳 友彦本耶馬渓支所長   屋形義晴     耶馬溪支所長      髙田悟山国支所長     松垣勇      総務部長        榎本厚企画観光部長    松尾邦洋     福祉部長        上家しのぶ生活保健部長    勝見明洋     商工農林水産部長    大下洋志建設部長      濱田光国     上下水道部長      小川泰且消防本部消防長   恵良嘉文     市民病院事務部長    秋吉勝治会計管理者     横尾律子     教育委員会教育次長   黒永俊弘秘書広報課長    藤田泰吉     総務部総務課長     門脇隆二財政課長      那須幸人     総合政策課長      瀬戸口千佳出席した議会事務局職員(3名)局長        中野周幸     次長          神礼次郎議事係主幹(総括) 用松修平議事日程 本会議   第1.会議録署名議員の指名    (7番 松葉 民雄、19番 吉村 尚久) 第2.会期の決定(議事日程) 第3.諸報告    ア.議長報告    イ.市長行政報告 第4.議第 1号 令和3年度中津市一般会計補正予算(第13号)    議第 2号 令和3年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)    議第 3号 令和3年度中津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)    議第 4号 令和3年度中津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)    議第 5号 令和3年度中津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)    議第 6号 令和3年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計補正予算(第3号)    議第 7号 令和3年度中津市病院事業会計補正予算(第2号)    議第 8号 令和3年度中津市水道事業会計補正予算(第1号)    議第 9号 令和3年度中津市下水道事業会計補正予算(第1号)    議第10号 令和4年度中津市一般会計予算    議第11号 令和4年度中津市国民健康保険事業特別会計予算    議第12号 令和4年度中津市農業集落排水事業特別会計予算    議第13号 令和4年度中津市介護保険事業特別会計予算    議第14号 令和4年度中津市小規模集合排水事業特別会計予算    議第15号 令和4年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計予算    議第16号 令和4年度中津市後期高齢者医療特別会計予算    議第17号 令和4年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計予算    議第18号 令和4年度中津市病院事業会計予算    議第19号 令和4年度中津市診療所事業会計予算    議第20号 令和4年度中津市水道事業会計予算    議第21号 令和4年度中津市下水道事業会計予算    議第22号 中津市事務分掌条例の一部改正について    議第23号 中津市職員の給与に関する条例等の一部改正について    議第24号 中津市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について    議第25号 中津市職員の育児休業等に関する条例及び中津市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について    議第26号 中津市個人情報保護条例の一部改正について    議第27号 中津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について    議第28号 中津市介護保険条例の一部改正について    議第29号 中津市執行機関の附属機関の設置等に関する条例の一部改正について    議第30号 中津市国民健康保険税条例の一部改正について    議第31号 第五次中津市総合計画基本構想の変更について    議第32号 市道の路線廃止について    議第33号 市道の路線認定について    議第34号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について    議第35号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について    報告第1号 専決処分報告について(令和3年度中津市一般会計補正予算(第10号))    報告第2号 専決処分報告について(令和3年度中津市一般会計補正予算(第11号))    報告第3号 専決処分報告について(令和3年度中津市一般会計補正予算(第12号))    報告第4号 令和4年度中津市土地開発公社事業計画及び予算の報告について    以上、39件一括上程~提案理由説明本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ─────────────────────────────────────────────── ○議長(中西伸之)  これより、令和4年第1回中津市議会定例会を開会いたします。午前10時00分 本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、中津市議会会議規則第124条の規定により、議長において、松葉民雄君及び吉村尚久君を指名いたします。 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月24日までの31日間といたしたいと思います。 これに、御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認め、会期は31日間と決定いたしました。 なお、会期中の議事日程については、お手元に配付しています案のとおりいたしたいと思います。 これに、御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認め、会期中の議事日程については、配付案のとおり決定いたしました。 △(別紙) 議事日程┌────────────────────────────────────────────┐│会議月日  曜 開議時刻     会議に付する事件及び順序               │├────────────────────────────────────────────┤│2月22日 火 午前10時00分 本会議 1.会議録署名議員の指名           ││                     2.会期の決定(議事日程)          ││                     3.諸報告                  ││                     4.議案並びに報告上程提案理由説明     │├────────────────────────────────────────────┤│2月23日 水 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│2月24日 木               (考    案    日)         │├────────────────────────────────────────────┤│2月25日 金               (考    案    日)         │├────────────────────────────────────────────┤│2月26日 土 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│2月27日 日 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│2月28日 月               (考    案    日)         │├────────────────────────────────────────────┤│3月1日 火 午前10時00分 本会議 1.一般質問                  │├────────────────────────────────────────────┤│3月2日 水 午前10時00分 本会議 1.一般質問                  │├────────────────────────────────────────────┤│3月3日 木 午前10時00分 本会議 1.一般質問                  │├────────────────────────────────────────────┤│3月4日 金                (考    案    日)         │├────────────────────────────────────────────┤│3月5日 土 (休  会)                               │├────────────────────────────────────────────┤│3月6日 日 (休  会)                               │├────────────────────────────────────────────┤│3月7日 月 午前10時00分 本会議 1.一般質問                  │├────────────────────────────────────────────┤│3月8日 火                (考    案    日)         │├────────────────────────────────────────────┤│3月9日 水                (考    案    日)         │├────────────────────────────────────────────┤│3月10日 木 午前10時00分 本会議 1.上程議案に対する質疑           │├────────────────────────────────────────────┤│3月11日 金 午前10時00分 本会議 1.上程議案に対する質疑           ││                     2.上程議案委員会付託           ││                     3.議第34号、議第35号について委員会   ││                       付託省略~採決              │├────────────────────────────────────────────┤│3月12日 土 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│3月13日 日 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│3月14日 月 午前9時00分 常任委員会  (厚生環境)               │├────────────────────────────────────────────┤│3月15日 火 午前9時00分 常任委員会  (総務企画消防)             │├────────────────────────────────────────────┤│3月16日 水 午前9時00分 常任委員会  (教育産業建設)             │├────────────────────────────────────────────┤│3月17日 木 午前9時00分 常任委員会  (予備日)                │├────────────────────────────────────────────┤│3月18日 金               (事  務  整  理  日)       │├────────────────────────────────────────────┤│3月19日 土 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│3月20日 日 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│3月21日 月 (休  会)                              │├────────────────────────────────────────────┤│3月22日 火 午前10時00分 本会議 1.自由討議                 │├────────────────────────────────────────────┤│3月23日 水               (事  務  整  理  日)       │├────────────────────────────────────────────┤│3月24日 木 午前10時00分 本会議 1.委員長報告                ││                     2.委員長報告に対する質疑          ││                     3.討論                   ││                     4.採決                   ││                     5.追加議案上程提案理由説明~質疑~委員会 ││                       付託省略~討論~採決           ││                     6.常任委員及び議会運営委員の選任      ││                       <休憩・各常任委員会議会運営委員会開催 ││                        (正副委員長互選)>          ││                     7.大分県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙│└────────────────────────────────────────────┘ ○議長(中西伸之)  日程第3、諸報告に入ります。 まず、議長より報告いたします。 監査委員から地方自治法第199条第9項及び第235条の2第3項の規定による報告がありましたので、その件名の一覧表をお手元に配付しています。 原本は事務局に保管していますので、御了承願います。 次に、市長より報告をお願いいたします。 市長。 ◎市長(奥塚正典)  皆さん、おはようございます。令和4年第1回定例市議会の開会にあたりまして、諸般の行政報告等を行います。 まず、新型コロナウイルス感染症についてです。 昨年11月末に、新たな変異株であるオミクロン株の感染者が国内で初めて確認されて以降、2月初めには国内の1日当たりの新規感染者数が10万人を超えるなど、全国的に感染が急拡大いたしました。これまでと比較して感染力が非常に強く、活動が活発な若年層での感染が広がったことが、急速な感染拡大の要因となっています。大分県においても1月3日に中津市でオミクロン株新規感染者1名が確認されて以降急増し、1月下旬から2月初めにかけて、県内の1日当たりの新規感染者数は最多を更新する日が続きました。中津市においても、複数のクラスターが発生し、乳幼児や児童生徒の感染も増えるなど感染の広がりが続き、1月以降の新規感染者の累計数は昨日2月21日までに1,085人となりました。ここ数日の感染者数は落ち着きつつあるものの、予断を許さない状況であります。 1月27日から2月20日までの間、大分県では初めてとなるまん延防止等重点措置が県内全域に適用されました。飲食店等に対する営業時間の短縮の要請や不要不急の外出の自粛、会食の際の人数制限、そして基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけるなど、感染の封じ込めを図ってきました。比較的に軽症患者が多く、重症者への対応による医療提供体制のひっ迫には至っていないものの、経過観察や濃厚接触者への対応、検査対応等には大きな負担が生じている状況です。感染力がさらに強いとされるオミクロン株の派生株も確認されています。今後、さらなる感染拡大を招かないためにも、市民の皆様に、引き続き徹底した感染防止対策への協力を呼びかけてまいります。 ワクチン接種につきまして、2回目の接種から一定の期間を経過した18歳以上の方を対象に、1月から市内医療機関での3回目の追加接種を進めています。さらに、2月10日から3月27日までの間は、ダイハツ九州アリーナにおける集団接種も再開しており、希望する対象者に円滑な追加接種ができる体制を整えています。 また、長期化するコロナ禍における子育て世帯への生活支援を目的として、子育て世帯に対する臨時特別給付金の給付を行いました。迅速性や効率性に配慮して、現金による10万円の一括支給を行うこととし、申請が不要な対象者5,828世帯、児童1万1,353人分については12月27日に支給を完了いたしました。申請が必要な方については1月6日より受付を開始し、迅速な支給を行っているところです。 なお、申請手続における利便性の向上を図るため、スマートフォン等から24時間申請手続を可能にする電子申請を導入しており、多くの方に御利用いただいています。 コロナ禍で様々な困難に直面している方々への生活・暮らしの支援として、住民税非課税世帯等に対して1世帯当たり10万円を給付する臨時特別給付金の支給を、2月15日に開始いたしました。 今回の支給事務においては、新たな進出企業にコールセンター業務を委託することで、市民サービスの向上と事務作業の効率化を図っています。 中小企業等への支援につきましては、がんばる中小企業者等緊急応援金の1月31日時点における申請受付件数は1,150件、「安心はおいしいプラス」認証奨励金については258件となっています。 また、コロナ禍で落ち込んだ消費を喚起するため、昨年12月に発行しましたプレミアム付商品券及び食事券については、商品券は発行総額7億2,000万円、食事券は発行総額1億3,000万円をそれぞれ完売しました。 さらに、これに続く事業として、県の補助制度によるプレミアム商品券の発行準備も現在進めているところで、発行総額は10億4,000万円を予定しています。 継続的に地域消費を喚起していくことで、地域経済の活力回復を図ります。 昨年10月1日から12月12日の間には、市内飲食店を支援するため、「食べてめぐって応援2021なかつやばけいグルメでスタンプラリー」を開催いたしました。中津市内の飲食店と観光施設でスタンプを集めると、市内で使える地域クーポン券が当たるキャンペーンで、市内・県内を中心に4,199件の応募があり好評でありました。 今後も、コロナ禍で変化している旅のスタイルに応じて、効果的な誘客対策に取り組んでいきます。 水産業においては、漁業活動の停滞を招かないように、操業経費の大部分を占める燃油購入費への支援を、昨年10月から実施しているところであります。これにより、漁業者が精力的に漁業活動を行うことで、地魚の水揚量が確保でき、魚価も安定してきています。 中津のブランド牡蠣「ひがた美人」については、昨年12月1日に出荷が始まり、当初は幸先のよいスタートを切りましたが、新型コロナウイルスの感染の広がりとともに、出荷量に影響が出ています。関係者とともに状況を的確に捉えながら、販売促進の支援をしていきます。今後も、漁業者をはじめ水産関係団体を積極的に支援し、当市の水産業の活性化を図っていきます。 次に、災害に強いまちづくりについてであります。 12月5日に、東浜・大新田地区自主防災会による避難所開所運営体験訓練が実施されました。県の事業を活用した取組みで、会場となった工科短期大学校体育館では、参加した地域住民、地元の消防団員等約80人が、水害及び地震の災害を想定して、避難所の開設及び運営を体験しました。 1月22日に発生した日向灘を震源とする地震では、幸い市内での大きな被害はありませんでしたが、いつ起こるか分からない災害に備え、いざというときには自助・共助・公助のバランスにより対応することの重要性を学ぶ機会となりました。 また、避難所を開設した場合に、新型コロナ感染症等への対応を万全に行うため、市内宿泊施設と協力体制の構築を進めています。一般避難所での感染による重症化が懸念される方々が、安心して避難できる場所を提供することを目的としたもので、これまでに4事業者と協定を締結いたしました。 移動式コンテナホテルを災害などの際に活用するための協定を締結した株式会社デベロップについても、1月20日から営業を開始しています。今後も、事業者や関係機関との連携により、災害に強いまちづくりを進めていきます。 次に、企業立地についてであります。 2月16日、ルネサスエレクトロニクス株式会社による増設報告会が市役所において行われました。車載用半導体の組立準備と選別準備の生産能力を増強するための増設で、投資額10億円、2名の雇用を予定しています。デジタル化新型コロナウイルス感染症の影響で半導体需要が急速に拡大する中、市内の関連企業の増設により、地域経済への波及効果が期待されます。引き続き、市内での企業活動を支援してまいります。 次に、観光振興についてです。 12月12日に、耶馬溪アクアパークにおいて耶馬溪湖畔祭りが開催されました。例年の夏から延期をし、参加者を限定しての開催となりましたが、感染防止対策を講じて、地域の子どもたちが会場に招待され、同時にインターネットによるライブ配信も行われました。 コロナ禍においても、子どもたちの思い出の一つになるとともに、地域の元気づくり、魅力の発信につながりました。 また、2月からは中津市観光PRパーソンに新たに2名を委嘱し、3名体制により中津市の魅力の発信にさらに力を入れていきます。様々なイベントやキャンペーン等への参加、各種メディアへの出演により、中津市の観光PRとイメージアップを図ります。 次に、本格的にスタートした「不滅の福澤プロジェクト」についてであります。 キックオフ事業として、昨年12月21日から年明け1月10日までの間、福澤諭吉旧居福澤記念館において特別展示「昭和・平成・令和 諭吉とお札の40年」が開催されました。日本銀行大分支店の協力による企画で、お札に関する様々な展示が行われました。 続いて、1月15日からは、中津市歴史博物館福澤記念館の両施設を会場とし企画展「華麗なる福澤家の人々」が開催されています。 ギャラリートークやワークショップなどのイベントもあり、感染防止対策を講じる中、多くの方に来場いただいています。 また、このプロジェクトの一環として、NPO法人中津まちづくり協議会から、福澤諭吉先生ゆかりのデザインのマンホールの蓋を寄贈していただきました。中津駅北口の福澤諭吉先生銅像近くの歩道に設置をしており、このプロジェクトをまさに足元から支えていただいています。 さらに、中津商工会議所青年部では、中津駅北口に福澤諭吉先生にちなんだモニュメントを設置していただきました。日本商工会議所青年部九州ブロック大会の中津開催の記念事業として設置されたもので、中津が福澤諭吉先生のふるさとであることを多くの方に知っていただきたいという思いが込められています。引き続き、あらゆる関係団体や、ゆかりのある方々と協力しながら、福澤諭吉先生のふるさととしての中津を広く発信していくとともに、市民の郷土に対する誇りの醸成を図っていきます。 1月19日、株式会社博多大丸と情報発信アンバサダー認定式を行いました。九州各地の情報を発掘し、広く紹介していく博多大丸の取組である「九州探検隊」を中津市の情報発信アンバサダーとして認定し、連携して地域の魅力の掘り起こし、発信・PRを行うことを目的としています。 早速、2月9日から14日の6日間、博多大丸において、中津市の観光や6次産業推奨品、不滅の福澤プロジェクトなどのPRを行ったところです。今後も博多大丸の幅広い顧客層やネットワークを生かして、中津市の特産品や伝統文化などを発信していきます。 次に、スポーツの振興についてであります。 1月8日から10日までの3日間、ダイハツ九州スタジアムにおいて、プロ野球の福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也選手をはじめとする4選手が、冬季自主トレーニングをスタートさせました。期間中、練習の様子が一般公開され、市内外から多くの方が見学に訪れました。会場内では、甲斐選手が昨年の東京2020オリンピックの野球競技で獲得された金メダルも展示され、3日間の来場者は延べ3,500人となりました。 今後ともスポーツに親しむ環境を確保し、市民に健康増進やふれあいの機会を提供できるよう努めてまいります。 次に、市立中学校の新たな標準服についてであります。 「快適に自分らしく学校生活を送ることができる標準服」をコンセプトに、昨年5月から検討委員会での議論が行われてきました。児童生徒や保護者の意見も参考に、昨年12月に検討委員会から最終報告を受け、機能性、多様性、経済性に配慮したデザインに決定しました。 現行の標準服のリユース等も可能となるよう、令和5年度から3年間の移行期間を設け、段階的に新たな標準服へ移行していきます。 次に、環境課題への取組みについてです。 中津市しもげ商工会本耶馬渓支所女性部の皆さんが、資源プラ分別についてのプロモーションビデオを作成し、寄附をしていただきました。市内の小中学校での授業や環境学習等に活用していく予定です。 このような民間団体や事業者、市民の皆様による環境課題への意識の高まりと行動がさらに広がっていくことにより、みんなでつくる「環境共生都市なかつ」の実現を目指します。 次に、デジタル化の推進についてであります。 地域のデジタル化を進めるためには、デジタル技術をうまく使えないことによる格差、いわゆる「デジタルディバイド」の解消が大きな課題となっています。そのため、昨年12月より5回にわたり、操作レベルに応じたスマートフォン講座を開催し、高齢者を中心に54名が受講いたしました。また、生涯学習センターまなびん館においても、初心者向けのスマートフォン講座を設けるなど、多くの方にデジタル端末を身近に感じ、活用していただける取組みを進めているところです。 今後も、受講生からの意見等も反映しながら、効果的なデジタルディバイド対策に取り組んでまいります。 以上をもちまして、報告を終わります。議員の皆様方におかれましては、今後とも御指導、御協力いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中西伸之)  日程第4、議案並びに報告上程に入ります。 議第1号から議第35号までの35件及び報告1号から報告第4号までの4件、計39件を一括上程いたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(奥塚正典)  本日ここに、令和4年第1回定例市議会を開会し、提出いたしました令和3年度各会計別補正予算及び令和4年度当初予算のほか、諸議案の御審議をお願いするに先立ち、予算関係議案及び報告案件の概要について御説明申し上げます。 まず、議第1号 令和3年度中津市一般会計第13号補正予算につきましては、6億2,206万7,000円の増額となり、補正後の予算額は474億2,537万円となります。 今回の補正は、昨年12月に成立した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受けている方々への各種支援策を展開しています。 また、国の16か月予算の方針と歩調を合わせ、令和4年度当初予算と一体として事業展開を行っています。併せて各事業の繰越明許費を計上しています。 主な事業ですが、まず、農業について、コロナ禍を要因とする米価下落による水稲栽培農家の減収に対し、栽培面積に応じて水稲栽培に係る生産費を支援いたします。また、農家の安定的な経営のため、農家の減収を保障する保険の加入に要する経費を支援いたします。 次に、観光について、感染症拡大の影響を受けている飲食店や宿泊施設等の観光事業者を支援するため、市内の宿泊施設へ宿泊した方へ市内で利用できるクーポン券を配布することにより、来訪者の満足度の向上及び宿泊者の増加を図ります。 そのほか、放課後児童クラブ、認定こども園、養護老人ホームなどの感染対策、指定管理者として市民サービスの提供を持続させるための経費を計上しています。 また、住民税非課税世帯等に対する1世帯当たり10万円の臨時特別給付金、私立保育所に勤務する保育士等の処遇改善に係る経費及び市経済の再活性化を目的として引き続きプレミアム商品券を発行する経費につきましては、早急に取り組む必要があり、地方自治法第179条第1項の規定により、それぞれ専決処分を行い、今回、報告第1号から第3号として提出しています。 新型コロナウイルス感染症対策以外の事業では、国の補助事業により道路や小学校の整備など前倒しして実施する経費を計上しています。 歳入につきましては、市税は新型コロナウイルス感染症の影響による減収を見込んでおりましたが、納税状況を踏まえて、市民税、固定資産税など4億9,700万円を増額しています。 また、地方交付税はその原資となる国税収入が増額となったため、5億4,290万9,000円の追加交付となっています。 議第2号 令和3年度中津市国民健康保険事業特別会計第3号補正予算から議第9号 令和3年度下水道事業会計第1号補正予算につきましては、事業費の確定や決算見込みによるものが主な内容であります。 引き続きまして、議第10号 令和4年度中津市一般会計予算につきまして、予算編成の基本方針及び施策の概要を御説明申し上げます。 まず、国の令和4年度当初予算案におきまして、「16か月予算」の方針の下、令和3年度補正予算と一体として編成されており、長期化する新型コロナウイルス感染症対策に係る経費のほか、成長と分配の好循環に向けた施策など、一般会計で107兆5,964億円となり、当初予算段階では10年連続で過去最大の規模を更新いたしました。 歳入では、税収が新型コロナウイルス感染拡大の影響下においても、対前年度比で13.6パーセント増の65兆2,350億円と過去最高が見込まれ、新規国債発行額は対前年比で15.3パーセント減の36兆9,260億円と2年ぶりに減少となる見込みであります。 一方、本市におきましては、税収において法人市民税、固定資産税を中心に増収が見込まれており、対前年度比で5.5パーセントの増を見込んでいます。地方交付税は、引き続き地域社会のデジタル化推進に係る経費などが算定されることなどにより、対前年度比で2.2パーセント増を見込んでいます。このほか、地方消費税交付金や譲与税等の増額などもあり、一般財源の総額は前年度より6億4,900万円の増額となっています。 しかし、本市の自主財源比率はおよそ34パーセントであり、依然として国に依存した財務体質であることや少子高齢化による社会保障関係費の増額、施設の老朽化対策など歳出面での増加が見込まれることから、今後も国の動向を注視するとともに、本年度新たに策定する中津市行財政サービス高度化プランに着実に取り組み、持続可能な行政運営に努めてまいります。 このような中、令和4年度の予算編成において、まずは、長期化する新型コロナウイルス感染症対応に万全を期し、感染症により大きな影響を受けている方々への支援策を確実に実施してまいります。そして、コロナ後の新しい社会の創造に向けて、地域や個人、家族が抱えている複合的な課題について、市民や地域の多様な主体とともに解決に取り組む持続可能な地域共生社会の創造をテーマとし、それに向けて防災対策や地域包括ケアシステムの構築、子育て・若者への支援、地域振興、カーボンニュートラルに向けた各種環境施策など、多様な施策を盛り込んだところであります。 なお、令和4年度当初予算については、令和3年度13号補正予算と一体として編成しており、新型コロナウイルス感染症対応施策については、先ほど説明いたしました令和3年度の補正予算においても計上しています。 以上のような考えでまとめた令和4年度一般会計当初予算の規模は、対前年度比で3.1パーセント増の428億7,608万1,000円となり、過去最高の予算規模となりました。また、国の補正予算に係る令和3年度一般会計第13号補正予算の前倒し分と合わせると433億958万2,000円となり、当初予算としては実質的にも過去最大規模となっています。 以下、予算案について概要を御説明申し上げます。 まず、歳入予算の市税及び地方交付税につきましては、先ほど申し上げましたとおり、市税では対前年度比で5.5パーセントの増、地方交付税では2.2パーセントの増を見込んでいます。起債の発行額につきましては、対前年度比で10.6パーセントの減となり、借入金の着実な償還と合わせて、令和4年度末起債現在高は減少する見込みです。 次に、歳出につきましては、「なかつ安心・元気・未来プラン2017」の施策の大綱となる「安心づくり」「元気づくり」「未来づくり」の三つの柱に沿った新規・拡充施策を中心に御説明いたします。 一つ目の柱、「安心づくり」であります。 まず、「災害に強い安全なまちづくり」についてです。 災害時に自力での避難が困難で支援が必要となる避難行動要支援者について、福祉専門職等と連携して個別の避難計画を策定し、要支援者が災害時に速やかに避難行動に移れるよう体制を整えます。 また、本庁舎の防災機能強化として、本庁舎の非常用発電機や電気設備等が地下に設置されていることから、災害時に防災拠点としての機能が損なわれることが想定されるため、地下から地上へ再配置するための機械棟を新設します。 次に、「地域医療・福祉体制の確保」についてです。 オミクロン株の感染急拡大により1月27日から大分県でもまん延防止等重点措置の適用となるなど、新型コロナウイルス感染対策は令和4年度も引き続き重要であり、3回目のワクチン予防接種体制を確保し、万全の態勢で感染対策に取り組んでまいります。 また、近年の核家族化や地域住民間のつながりの希薄さを要因として、地域における妊産婦やその家族を支える力が弱くなっており、妊産婦の不安や負担の解消が必要となっています。そのため、新たに産婦健診に係る費用を支援し、妊娠期から子育て期に渡る切れ目のない支援体制をさらに強化いたします。 次に、「健康寿命延伸・予防医療の取り組み」についてです。 高齢者の保健事業と介護予防として、現在、国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療事業のそれぞれで管理している高齢者の医療・介護データを医療専門職員が一括管理、分析を行い、高齢者一人一人に対する健康相談や健康教育を積極的に実施するための体制を、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業として整備し、高齢者の健康寿命の延伸とフレイル対策を図ってまいります。 次に、「中津市版地域包括ケアシステムの構築」についてです。 生活困窮者や障がい、子育て支援などについて地域住民が抱える複合的な課題や現行制度のはざまへの対応について、それぞれの窓口での対応が困難なケースが生じています。こうした状況を改善するため、一元的な相談窓口や関係課が協議する新しい会議の場を設置いたします。また、地域の相談窓口など関係機関との連携強化も図り、重層的支援体制整備事業として、属性や世帯を問わない相談体制・共生の地域づくりに取り組んでまいります。 次に、「誰もが生き生きと暮らせるまちづくり」についてです。 障がい者等が積極的に参加・貢献することができる「共生社会」づくりに取り組んでまいります。 主な施策としましては、子ども・事業者向け手話教室を開催するなど、障がい者が日常の中で気軽に手話を行えるように取り組んでまいります。また、有償ボランティアサービスの立上げ及び運営に対する補助金も引き続き継続してまいります。 次に、「「安心」で繋ぐ地域づくりとコミュニティ活性化」についてです。 まず、高齢者の緊急通報体制につきまして、緊急通報電話は、これまで65歳以上の単身者への貸出しとしておりましたが、加えて75歳以上の高齢者世帯及びヤングケアラーがいる世帯への貸出しも行い、高齢者が安心して自宅等で生活することができるよう取り組んでまいります。 また、地域住民の生活環境の保全を図るため、倒壊のおそれのある空き家の除却費等について、引き続き支援していくとともに、地元の不動産取扱事業者などと協動で、空き家の利活用について推進してまいります。 次に、「みんなが子育てしたくなるまちづくり」についてです。 まず、保育士確保対策について、新人保育士に対する就職支援金を支給してきましたが、新たに中途で採用する保育士に対しても就職支援金を支給し、人材の確保を図ってまいります。 次に、放課後児童クラブの拡充について、待機児童対策として大幡コミュニティセンターに高学年児童を対象とした児童クラブを増設するほか、市内で唯一放課後児童クラブがない深水小学校に児童クラブを新設いたします。 また、子ども食堂につきまして、開設、運営に意欲のある団体に対し、引き続き支援し、子どもの居場所づくりを進めてまいります。さらに、子どもたちの貧困問題の一つとして取り上げられている生理の貧困対策について、市内の各小中学校の保健室と女子個室トイレ内に生理用品を配備いたします。 続きまして、二つ目の柱、「元気づくり」です。 まず、「企業誘致の促進と中小企業の事業継続・人材確保の支援」についてです。 人口減少の抑制や若者の雇用の確保、地域経済の活性化に大きく貢献する企業誘致について、令和4年度も引き続き推進を図ってまいります。 また、長引くコロナ禍による中小企業の資金繰り対策として、大分県の特別融資制度を活用した際の利子補給を引き続き計上しているほか、外国人の労働者受入支援や地域との共生を図るための経費、若者の雇用確保を図るため合同就職説明会に係る経費などを計上しています。 次に、「若者や女性が働きたいまち」についてです。 女性就農者の確保について、女性を雇用するため、働きやすい環境整備を行う農業法人に対し支援してまいります。また、福岡の若者に対する企業PRや女性起業家への支援も引き続き行ってまいります。 次に、「農林水産業における担い手育成と収益性向上」についてです。 中津市では、農・林・水・畜産業がそれぞれ営まれており、各産業において担い手の確保や生産性の向上、高付加価値化を進め、持続可能なものとなるよう努めます。 まず、農業について、新たに農業を始める就農者に対し、施設整備に伴う融資を受ける際の助成金を給付し、担い手の確保を図ります。 次に、水産業について、漁業学校等の研修を終えた漁業関係者が漁業で生計を立てるため、漁船や必要機材等を購入した際の経費を支援し、後継者の確保に取り組んでまいります。 また、8月30日が「中津ハモの日」として記念日登録されており、水産振興及び水産物流の維持を図るため、そのイベント開催に要する経費を支援いたします。 次に、林業について、荒廃した森林への取組みとして、山主が自主的な伐採を行わず維持管理が適切に行われていない山林に対し、伐採する際に要する費用を支援し、山主の山林の適切な維持管理を促すとともに、山林がもたらす防災機能強化、自然との共生を図ってまいります。 次に、「山国川上下流域を結ぶ観光振興」についてです。 まず、ポストコロナを見据えた事業の展開が必要であり、その主な事業は令和3年度の補正予算にて計上しています。 当初予算においては、自然豊かな景観や観光施設の整備を行い、観光誘客を図るとともに、それぞれの地域の魅力をさらにPRし、観光振興に取り組んでまいります。 三光地区では、八面山四季の丘公園のマップや絵本を作成し、八面山を市内外にPRするとともに、おおいた地域連携プラットフォームと連携し、八面山観光の課題解決に取り組みます。また、八面山荘の施設整備を行い、スポーツ合宿による来客数の増加を図るなど、八面山を核とした観光振興に取り組んでまいります。 本耶馬渓地区では、西谷農村公園につきまして、その経営方針について新しい発想を持った指定管理者の下、施設の改修を行い、新たな宿泊客の確保を図ってまいります。また、道の駅耶馬トピアにつきましては、中津日田高規格道路「青の洞門・羅漢寺インター」の完成に合わせ「ふれあいステーション」の改修を行うほか、アウトドア・キャンプブームの中、若者やファミリー層を引きつける発想により、全国的に注目されている洞門キャンプ場「バルンバルンの森」にオートキャンプサイトの整備を開始いたします。 耶馬溪地区では、耶馬溪アクアパークでの水上スポーツ大会開催時の宿泊施設や大学生等の合宿所としてB&G海洋センターを整備し、これまでの新緑と紅葉を中心とした魅せる観光に加え、水上スポーツの振興と耶馬溪アクアパーク、B&G海洋センターを活用した地域の活性化に取り組んでまいります。 山国地区では、猿飛千壺峡の遊歩道整備の一環として駐車場整備を行い、市内外からの観光誘客を図り、自然豊かな環境をPRしてまいります。 次に「定住に向けた移住戦略」についてであります。 移住定住に係る支援につきましては、空き家バンクを利用した移住者に対して移住支援金を拡充し、人口減少が進む地域への移住促進を図ってまいります。 また、旧下毛地区で新たに結婚生活をスタートさせる若年層世帯に対し、経済的な支援を引き続き行ってまいります。 次に、「公民連携・政策連携によるにぎわいづくり」についてであります。 中津市街地のにぎわいづくりについて、商店街のアーケード、街路灯などの共同設備は商店街の振興に寄与するだけでなく、利用する市民に利便性と日常生活の安全を提供しており、公的機能の一部を担っています。この共同設備の改修に係る経費を支援することで、安全で快適な商店街の維持に努め、中心市街地のにぎわいづくりへつなげてまいります。 次に、「「ふれあい」「親しむ」文化・スポーツ環境」についてです。 東京オリンピックに正式種目として採用され、競技人口が増えているスケートボードについて、市内にスケートボードができる施設はなく、若者を中心にスケートボードができる場所を求める声を聴いてまいりました。そのような声に応え、ダイハツ九州スポーツパーク大貞の一画にスケートボード場を設置し、若者に娯楽の場を提供いたします。 次に、「不滅の福澤プロジェクト」についてであります。 昭和59年から1万円札の顔となった福澤諭吉先生の偉業を、オールなかつで顕彰し、その教えなどを中津市民が改めて学び、今後の人材育成や福澤先生に関係した人的ネットワークの構築を推進するプロジェクトを、令和4年度から令和6年度まで重点的に取り組んでまいります。 令和4年度は、福澤先生とその門下生をテーマとした「なかはく」での展示会や福澤諭吉記念事業としての弁論大会、諭吉かるた大会、親子市民講座などを開催いたします。また、小幡記念図書館では特設コーナーを設け、市民に広くその教えなどを紹介してまいります。 また、福澤先生が育った中津城下町をテーマとした「まちあるきマップ」や児童向け福澤諭吉読本を製作し、児童生徒へ福澤先生の教えなどを広めてまいります。 また、市内外からの観光誘客のため、福澤諭吉記念館を整備し、慶應義塾大学など関係機関と連携して所縁の品々を展示してまいります。 続きまして、三つ目の柱、「未来づくり」であります。 まず、「教育環境の整備と子どもの可能性を拡げる教育」についてです。 新型コロナウイルス感染拡大により、市内の小中学校でもオンライン授業を行っており、その活用は今後ますます重要となります。オンライン環境の差が学習格差を生まないような配慮が必要とされることから、就学援助費を拡充いたします。 また、北部小学校について、35人学級の導入や児童数増加により普通教室の不足が見込まれる状況であることから、校舎を増築し、教室の確保を行います。 次に、三光、本耶馬渓、山国地区の給食調理場につきまして、施設の老朽化が進んでいることから、施設整備について調理場の集約化を含め、基本構想の策定を開始いたします。 次に、「地域で活躍する人材の育成」についてです。 まず、産学管の連携による地域課題解決について、令和3年4月に設立したおおいた地域連携プラットフォームと連携して事業を行ってまいります。令和4年度は日本文理大学と共同して、今後の八面山観光の課題解決に向けて取り組んでまいります。 また、中津南高耶馬溪校に通学する生徒への通学費支援や子どもたちへのふるさと学習についても引き続き取り組んでまいります。 次に、「「環境共生都市なかつ」の推進」についてです。 令和4年9月にごみ袋有料化を導入するため、ごみ袋の製造・販売や市民への広報に係る経費を計上しています。今回の導入を契機に、さらに、ごみの減量化の推進に努めてまいります。 令和3年度に生ごみ処理器「なかつキエーロ」を販売開始したところ、非常に好調であるため、令和4年度もさらなる普及を目指します。 次に、5年目となります中津きれまちプロジェクトにつきまして、現在およそ90団体1,500人がきれまち隊として参加いただいています。今後も市民参加型の清掃活動を継続し、市民協働・共生のまちづくりに取り組んでまいります。 また、カーボンニュートラルへの取組みとして、支所庁舎、学校、集会所、観光施設などの施設照明のLED化を進めるとともに、耶馬溪公民館の建設について、新施設のZEB化を目指します。 次に、「「命」を守り「くらし」を支える交通網の整備」についてです。 道路は市民生活や経済活動に欠かせない重要なインフラであり、市の将来計画や地元要望を踏まえ、計画的に整備を進めています。 特に通学児童の安全確保は重要であり、関係機関と協議を行い、危険度の高い場所から順次整備を行ってまいります。 次に、「持続可能なコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」についてです。 地域の交通手段のあり方について、少子高齢化が進み、高齢者の運転免許証の返納が推進する中で、地域の交通手段の確保は地域で暮らす市民にとって重要な問題と言えます。引き続き、地方路線バスの維持、コミュニティバスの運行、交通弱者への支援を行ってまいります。 最後に、「自治体DXの推進」についてです。 令和3年度デジタル元年と銘打ち、行政手続のオンライン申請など様々な取組みを行ってまいりました。引き続き、市民サービスの向上、業務の効率化を図り、さらなる行政サービスの高度化を図るための経費を計上しています。 まず、市民サービスの利便性向上について、子育て支援に係る15の手続、介護保険に係る11の手続を、マイナンバーカードを用いてオンライン手続で行えるようにシステム改修を行い、「行かない市役所」「書かない市役所」を推進してまいります。 次に、住民票などの証明書発行の利便性向上について、現在コンビニの専用端末を利用して、住民票などの証明書発行手続を行えるよう整えていますが、本庁舎内に同端末を新たに設置し、証明書発行窓口に行かなくとも証明書を発行できる体制を整えてまいります。 以上が、令和4年度当初予算に計上している主な施策であります。 債務負担行為につきましては、市報なかつ印刷業務外8件を計上しています。 引き続きまして、各特別会計の予算について御説明申し上げます。 議第11号 令和4年度中津市国民健康保険事業特別会計予算から議第21号 令和4年度中津市下水道事業会計予算につきましては、それぞれの事業の動向を見込んだ所要経費などを予算措置しています。 次に、予算外議案のうち主なものについて、その概要を御説明申し上げます。 議第25号 中津市職員の育児休業等に関する条例及び中津市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につきましては、育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための育児短時間勤務制度等に関し、必要な事項を定めるため、条例を一部改正するものです。 議第30号 中津市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、地方税法及び地方税施行令の一部改正に伴い、未就学児に係る国民健康保険税の被保険者均等割額を減額する等の改正を行うため、条例を一部改正するものです。 また、当日提出議案として、中津市固定資産評価審査委員会委員の選任についての人事案件を提出しています。 議員各位におかれましては、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中西伸之)  以上で、市長の提案理由の説明が終わりました。 次に、ただいま上程いたしました各議案について、詳細な説明を求めます。 財政課長。 ◎財政課長(那須幸人)  それでは、私のほうから、予算関係議案について、資料1に沿って説明させていただきます。すみません、座ったまま説明させていただきます。 まず、議第1号 令和3年度中津市一般会計補正予算(第13号)の予算規模についてですが、今回の補正額は6億2,206万7,000円の増額補正となっています。補正後の予算額は474億2,537万円となっています。当初予算との伸び率では14.0パーセントの増、対現計予算額とでは1.3パーセントの増となります。 先ほど、市長の提案説明の中で説明がありましたが、今回の補正では、昨年12月に成立した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、国の16か月予算の方針と歩調を合わせ、令和4年度の当初予算と一体として事業を展開しています。 まず、2、歳入の概要についてです。 1款 市税についてですが、当初、コロナウイルス感染症の影響による減収を見込んでおりましたが、納税状況を踏まえまして、市民税、固定資産税などで4億9,700万円の増額となっています。 11款 地方交付税につきましては、その原資となります国税収入が増額となったため、5億4,290万9,000円の追加交付となっており、増額補正となっています。 19款 繰入金についてですが、今回、歳入では、市税、交付税の増額補正及び、歳出では、決算見込みの減額などにより、今回は、財政調整基金等を繰り戻す形となっています。 次に、3、歳出の概要についてですが、歳出は、2ページからの、4、令和3年度3月補正主要事業のほうで説明いたします。 2ページをお開きください。 主な事業を御説明します。 まず、2番の減債基金積立金と3番の公共施設等整備基金積立金についてです。 今回、増額補正された市税と普通交付税を原資としまして、各基金の積み増しを行っています。 次に、3ページをお願いします。 3ページの8番、観光宣伝活動事業についてです。 これは、ポストコロナを見据え、市内への観光客誘致を目的とし、市内の宿泊者へクーポン券を配布するなどの事業で、コロナ対応地方創生交付金を対応事業としています。 続きまして、4ページをお願います。 上から2番目、20番、新型コロナウイルスワクチン接種関連であります。 現在、3回目の接種、集団接種を行っていますが、それらに係る経費の増額補正であります。全額国費対応となっています。 続きまして、23番、水稲栽培農家経営継続支援事業費補助金であります。 これは、コロナ禍を要因として、米価下落に苦しむ水稲栽培農家に対する支援金であります。 続きまして、5ページをお願いします。 29番、宮永角木線街路事業は、国の補正に対応し、令和4年度より前倒しして予算措置したものであります。 同じく36番、小学校トイレ改修事業から次の6ページの40番、中学校トイレ改修事業までは、小中学校校舎の改修に関しまして、国の補正予算に対応し、令和4年度より前倒しして予算措置したものであります。 以上が一般会計3月補正の概要であります。 それでは、7ページのほうお願いします。 このページは、特別会計の補正予算の状況であります。 議第2号 令和3年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から8ページの中津市ケーブルネットワーク事業特別会計補正予算(第3号)までにつきましては、各特別会計事業費の確定や実績見込みによる補正となっています。 8ページの議第7号 令和3年度中津市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、主に新型コロナウイルス感染症対策に関する補正となっています。 次に、議第8号 中津市水道事業会計補正予算から次の9ページの下水道事業会計補正予算までは、事業費の確定による補正であります。 続きまして、10ページをお願いします。 議第10号 令和4年度中津市一般会計予算であります。 令和4年度当初予算額は428億7,608万1,000円となり、対前年度比12億7,281万9,000円の増額、伸び率は3.1パーセントの増となっています。 次に、歳入歳出予算をそれぞれ前年度比較したものとなります。主なところを説明させていただきます。 まず、歳入の1款 市税につきましては、市民税、固定資産税を中心に増額となり、対前年度で5.5パーセントの伸びを見込んでいます。 7款 地方消費税交付金につきましても、同じく増額となり、対前年度で9.2パーセントの伸びを見込んでいます。 10款 地方特例交付金の増につきましては、固定資産税及び都市計画税の軽減措置に対する国の補填が終了したため、減額となっています。 11款 地方交付税につきましては、国が示す令和4年度の地方財政対策での伸び率等を勘案して、2.2パーセント増を見込んでいます。 15款 国庫支出金につきましては、歳出のほうで説明しますが、不滅の福澤プロジェクトによる地方創生推進交付金の増額及び新型コロナウイルスワクチン接種負担金などにより、増額となっています。 18款 寄附金の増額は、ふるさとなかつ応援寄附金の増額によるものであります。 19款 繰入金の減につきましては、主に財政調整基金の取崩し額が、昨年よりも約1億8,000万円減額となることによるものであります。令和4年度の当初予算編成後の財政調整基金の残高は、約25億円と見込んでいます。 22款 市債につきましては、国の地方財政対策により、臨時財政対策債が3億9,000万円減額となったことなどによります。 なお、令和4年度末の起債残高は、予算ベースでは約394億円となり、行財政改革の目標を、まだ保っている状況であるということであります。 次に、歳出についてです。 2款 総務費につきましては、ふるさと納税に関する事業拡大などにより、8.4パーセントの伸びとなっています。 続いて、民生費についてです。 扶助費を含む社会保障関係費が伸びているところではありますが、令和4年度は4.4パーセントの伸びとなっています。 7款 商工費と、次のページになりますが、11ページの10款 教育費につきましては、主に、不滅の福澤プロジェクトの実施などにより、それぞれ増額となったところであります。 その下、自主財源と依存財源の前年度との比較表となります。依然として、国に依存している体質であります。自主財源比率は、令和3年度とほぼ変わりはありませんが、自主財源のうち市税が大きく伸びており、依存財源では、地方債が大きく減額となっているのが特徴的なところであります。 それでは、12ページをお願いします。 歳出、性質別経費の対前年度比較表となります。 まず、義務的経費では、扶助費は1.6パーセントの増で、伸び率自体は減少傾向にあります。交際費は1億2,000万円の減額で、マイナス2.5パーセントとなっています。 次に、消費的経費につきましては、物件費が大きく伸びています。 主な要因は、新型コロナウイルスワクチンの接種関連に係る経費などによるものであります。 次に、投資的経費につきましては8億7,000万円と大幅な増額となっています。対前年比23.2パーセントの増額となっているところであります。 主な要因は、北部小学校校舎増築や耶馬溪公民館などの大型事業に加え、公共施設のLED照明の整備を進めるなど、施設の老朽化対策に対応することによるものであります。 それでは、13ページ、お願いします。 ここからは、ソフト事業の主なものを掲載しています。新規拡充事業の中から説明させていただきます。 まず、6番、市有財産管理事業、車借り上げ料につきましては、令和4年度より、老朽化しています各支所バスの更新を順次行います。令和4年度は、三光支所のマイクロバスを更新いたします。 続きまして、14ページをお願いします。 大学総合協力事業、大分地域連携プラットフォーム事業は、産学官の連携により、地域課題解決に向けた取組を行います。令和4年度は、八面山地域振興について取り組んでまいります。 15ページをお願いします。 23番、バス運行事業、コミュニティバス運行事業(各支所)では、各支所管内でコミュニティバスの運行を行っていますが、来年は、本耶馬渓地区において路線の延長を行います。 16ページをお願いします。 31番、UJIターン推進事業移住支援金では、空き家バンクを利用した移住者に対し、支援金を拡充して支給いたします。 続きまして、18ページをお願いします。 49番、情報管理事業行政手続オンライン化に伴うシステム構築委託料は、マイナポータルからマイナンバーカードを用いたオンライン手続の環境整備であります。子育て部門で15の手続、介護部門で11の手続のオンライン化を進めてまいります。 19ページをお願いします。 59番から一番下の65番までが、不滅の福澤プロジェクトに関する事業を挙げています。 不滅の福澤プロジェクトとは、1万円札の顔となった福澤先生の肖像交代を契機として、令和4年度から令和6年度まで、オールなかつで重点的に顕彰するプロジェクトです。観光事業や教育関連事業など、様々な事業を展開いたします。 それでは、20ページをお願いします。 69番、観光施設管理事業、本耶馬渓西谷農業公園指定管理委託料では、新たな指定管理者の下、施設の改修を行い、新たな誘客に取り組んでまいります。 続きまして、75番、社会福祉総務事業(福祉政策課)、福祉行動要支援者個別避難計画策定事業では、要支援者が災害時に速やかに避難行動に移れるよう、個別の避難計画を作成してまいります。 続きまして、21ページをお願いします。 82番から、幾らか飛びますが、24ページの99番まで、ここはちょっと一連して続きますが、これは全て重層的支援体制整備事業という枠組みで行う事業であります。 重層的支援体制整備事業とは、子ども、障がい、高齢、生活困窮といった、分野別の支援体制では対応しきれないような地域住民の複雑化、複合化した支援ニーズに対応するため、属性を問わない相談支援や地域づくりに向けた支援などを行う事業であります。 それでは次に、ちょっと飛びますが、28ページをお願いします。 一番下の141番、次のページになりますが、142番、放課後児童健全育成事業であります。 待機児童対策として、新しく大幡校区に高学年児童を対象とした放課後の居場所づくりを行います。また、これまで唯一児童クラブのない深水小学校においても、放課後の居場所づくりを行います。 35ページをお願いします。 195番、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業です。 これは、高齢者の医療介護データを医療専門職員が一括管理し、高齢者一人ひとりに対する健康相談や健康教育を実施する体制を構築するものであります。 続きまして、37ページをお願いします。 211番、母子保健事業、産婦健診事業は、産婦健診を行い、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を整備いたします。 38ページをお願いします。 221番、戸籍住民基本台帳事業、証明書自動交付機導入につきましては、デジタル行政推進のため、庁内にコンビニ対応の証明書自動交付機を設置し、窓口に行かなくとも、証明書を発行できる体制を整備いたします。 39ページをお願いします。 234番、リサイクル推進事業(エコステーション設置)につきましては、令和4年度より、段ボールや古紙類をいつでも持ち込むことができるエコステーションを公民館等に順次設置してまいります。 続きまして、40ページをお願いします。236番、ごみ処理施設事業(クリーンプラザ)ですが、ごみ処理施設整備基本構想策定委託料につきまして、新施設の整備に向けまして、処理方法や規模等の基本構想を策定いたします。 41ページをお願いします。 248番、商業振興事業、商店街等共同設備補助金は、商店街などにおいて、公益性の高い共同整備の修繕・改修に対し補助し、中心市街地の活性化を図ってまいります。 42ページをお願いします。 255、256番は、本年4月にクルーズ船の中津港への寄港が予定されており、歓迎行事等に要する経費を計上しているところであります。 45ページをお願いします。 278番、短期集中圏域支援品目生産拡大推進事業は、県は、ネギの算出額100億円の達成を推進しています。それに呼応しまして、白ネギの新規栽培者に対し、機械導入等の支援を行います。 46ページをお願いします。 288番、林業振興事業、山林経営支援事業補助金につきましては、新たに個人所有の山林皆伐について、その経費の一部を支援し、森林資源の活用を推進してまいります。 47ページをお願いします。 292番から294番は、後継者対策など、水産振興を支援する経費であります。特に292番に関しましては、8月30日の中津ハモの日のイベント経費を補助するものであります。 次に、教育に入りまして、52ページをお願いします。 342番、小中学校保健衛生事業、生理の貧困支援事業は、小中学校の保健室と個室トイレ内に生理用品を配備してまいります。 345番、教育振興事業、学校保護者間連絡専用アプリ導入につきましては、小中学校に、学校と保護者間の連絡専用アプリを導入し、教育現場のDX化を推進してまいります。 53ページをお願いします。 352番、就学援助奨励事業につきましては、経済的な理由により就学困難な児童生徒に対し、コロナ禍によるオンライン学習本格実施に伴い、学習通信費を拡充して支援してまいります。 57ページをお願いします。 388番、学校給食運営事業につきましては、共同調理場整備基本計画策定支援委託料でありますが、これは、老朽化している三光、本耶馬、山国の3共同調理場について、統合も含め整備計画の基本構想を策定するものであります。 次に、59ページをお願いします。 ここからは、普通建設事業の一覧表となります。 令和4年度は、道路や水路、公園など、生活インフラ整備とともに、ポストコロナに備えた観光施設の整備や公共施設の老朽化対策として、LED照明の整備やトイレの洋式化等など、改修などに積極的に取り組んでいます。 特徴的なものを数件御説明します。 まず、4番の本庁舎機械等整備事業についてです。 浸水対策としまして、本庁舎地下にあります電気設備等の機械棟を整備し、地上に配備するようにいたします。 8番、公共施設等のLED照明化、9番、公共施設等のトイレ洋式化につきましては、公共施設の老朽化対策の一つであります。施設のLED照明化及びトイレ洋式化を積極的に今後も進めてまいりたいと思います。 71ページをお願いします。 118番、スケートボードエリア整備事業は、ダイハツ九州スポーツパーク大貞の一画にスケートボードエリアを整備するものであります。 72ページをお願いします。 128番、129番は、南部小学校施設長寿命化改良事業と北部小学校の校舎増築事業であります。南部小学校は施設の長寿命化、北部小学校は教室不足が見込まれることから、校舎の増築を行います。 73ページをお願いします。 135番、不滅の福澤プロジェクトで、福澤記念館の整備を行います。照明設備や展示ケースの更新、駐車場の整備等を行うこととしています。 141番、耶馬溪体育施設整備事業につきましては、B&G海洋センターを宿泊施設として整備し、水上スポーツを中心に、スポーツ合宿等の誘客を図ってまいります。 以上が主要事業の説明であります。 この資料1とは別に、令和3年度当初予算の概要という資料を配付させていただいていますので、ぜひそちらも御覧いただきたいと思います。 74ページ、ここは起債の内訳表となります。左の列の起債名の下に、括弧書きで起債充当率と交付税算入率を記載しています。右の列には、主な事業名を書いていますので、後ほど御一読ください。 76ページをお願いします。 各特別会計の前年度対比の表となります。 まず、国民健康保険事業特別会計事業勘定につきましては、保険給付費が減少傾向にあることから、予算規模は減額となっています。 直診勘定につきましては、診療収入の減により、歳出では、医業費の医薬品製剤料費等が減となっています。 農業集落排水事業特別会計は、歳入の県支出金は、北原、下郷、平田の各処理場の改修に対する補助金であります。 歳出は、交際費は減になっていますが、地方公営企業法適用に向けて、台帳システムを構築することにより、総務費が増額となっています。 介護保険事業特別会計の保険事業勘定は、歳出の保険給付費の増は、主に居宅介護サービスの増によるもので、地域支援費の減は、重層的支援体制整備事業に伴い、一般会計へ移行したことによるものであります。 介護サービス事業勘定につきましては、大規模な改修が終了したため、減額となっています。 次に、小規模集合排水事業特別会計及びサイクリングターミナル事業特別会計につきましては、ほぼ前年度と同規模の予算となっています。 後期高齢者医療特別会計につきましては、被保険者数の増や保険料率の見直しによる保険料の増額及び歳出の広域連合納付金の増額となっています。 ケーブルネットワーク事業特別会計は、老朽化した設備更新のため、増額となっています。 82ページをお願いします。 公営企業会計の予算となります。大きく増減があるところを説明させていただきますが、まず、中津市病院事業会計予算についてです。 収益的収入及び支出の増は、診療単価の増による入院収益の増、給与費、材料費などの医業費用の増によるものであります。 続きまして、診療所事業会計、いわゆる小児救急センターに係る予算でありますが、収益的収入及び支出の減は、患者数の減によるものであります。 83ページをお願いします。 議第20号 令和4年度の水道事業会計の予算につきましては、資本的収入及び支出の減は、令和3年度より実施している三口浄水場配水池築造工事の減額によるもので、これは、令和4年度も引き続き工事を行っています。 次に、下水道事業会計の予算につきましては、資本的収入及び支出は、中津終末処理場のストックマネジメントによる更新工事の終了により減となっています。 84ページのほうお願いします。 84ページの報告第1号 令和3年度中津市一般会計補正予算(第10号)から86ページの報告第3号 令和3年度中津市一般会計補正予算(第12号)までについてですが、まず、第10号の補正予算については、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金について、第11号は保育士等の処遇改善について、それぞれ国の補正予算に対応し、早期に支給する必要があったため専決処分を行い、今回、報告案件として提出しています。 次に、第12号補正予算につきましては、引き続きプレミアム商品券を発行する経費であります。これも発行までの準備期間を考慮し、早期に行う必要があったため専決処分を行い、今回、報告案件として提出しています。 以上で、予算関係の説明を終わらせていただきます。 ○議長(中西伸之)  総務部総務課長。 ◎総務部総務課長(門脇隆二)  続きまして、予算外議案につきまして、資料2に沿って説明をさせていただきます。座ったまま説明をいたします。 初めに、議第22号 中津市事務分掌条例の一部改正についてです。 これは、まちづくりの推進に関する事務及び都市計画に関する事務を建設部に移管し、建設部内の連携により業務の専門性を高めるなど、組織改編を行うための条例改正でございます。 続きまして、議第23号 中津市職員の給与に関する条例等の一部改正についてでございます。 こちらは、人事勧告及び大分県人事委員会の勧告に鑑み、他の地方公共団体の給与、その他の事情を考慮して、一般職及び特別職の職員の期末手当の額を改定するための条例改正でございます。 続きまして、議第24号 中津市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてでございます。 こちらは、自然災害が頻発している近年の状況を考慮し、災害発生時または発生のおそれのある場所での巡回監視や応急作業等、新たに特殊勤務手当の対象とするための条例改正でございます。 続きまして、議第25号につきましては、先ほど提案理由の説明と重複いたしますので、省略をさせていただきます。 次に、議第26号 中津市個人情報保護条例の一部改正についてでございます。 こちらは、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行により、行政機関や独立行政法人、民間事業者が、それぞれ個人情報保護についての法律の廃止等に伴いまして、既定を整備するための条例改正でございます。 次のページをお願いいたします。 議第27号 中津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございます。 こちらは、市営野田高山住宅の建替えに伴い、旧住宅名称の削除、新たな名称への変更のため、条例改正を行うものでございます。 続きまして、議第28号 中津市介護保険条例の一部改正についてでございますが、こちらは、介護保険料の徴収猶予及び減免の理由について、市長が認める特別な理由を加える等のための条例改正でございます。 続きまして、議第29号 中津市執行機関の附属機関の設置等に関する条例の一部改正についてでございますが、こちらは令和3年度より、市内全ての小中学校において、フッ化物洗口が再開されたことから、設置の目的を達成したということで、中津市フッ化物洗口事業検討委員会を廃止するための条例改正でございます。 続きまして、議第30号につきましても、提案理由の説明と重複いたしますので、省略をさせていただきます。 次に、議第31号 第5次中津市総合計画基本構想の変更についてでございます。 こちらは、策定から5年が経過した第5次中津市総合計画の基本構想を変更するため、議会の議決を求めるものでございます。 続きまして、議第32号 市道の路線廃止についてでございますが、こちらは市道貝の木線の路線廃止について、議会の議決を求めるものでございます。 次に、議第33号 市道の路線認定についてでございますが、こちらは市道浜田団地4号線外3路線の路線認定について議決を求めるものでございます。 次のページをお願いいたします。 報告案件です。報告第4号 令和4年度中津市土地開発公社事業計画及び予算の報告についてです。 こちらは、令和4年度中津市土地開発公社の事業計画及び予算についての報告でございます。 次のページ、お願いいたします。本日提出の人事案件についてでございます。 議第34号、それから議第35号、いずれも中津市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございます。こちらは、委員の任期満了に伴います、新たな委員の選任について、議会の同意を求めるものでございます。 私からは以上です。 ○議長(中西伸之)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これで散会いたします。午前11時32分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長  中 西 伸 之 署 名 議 員  松 葉 民 雄 署 名 議 員  吉 村 尚 久...